
いつもイライラしてしまうあなたへ
更新日:4月10日
「いつもイライラしてしまって、そのイライラをよく夫にぶつけてしまう」
と悩まれているご相談者のナナミさん(仮名)
「イライラしている自分に悲しくなる。自己嫌悪と後悔。そんな毎日を変えたい。」
と、ご相談をいただきました。
子どもが小さいときは、本当に忙しく毎日が過ぎていきますよね。
仕事も、家事も、育児もある。
子どもは言うこと聞かないし
好き嫌いは激しいし
何度片付けても散らかるし
どこからかホコリはわいてくるし
夫は何度言っても覚えないし
自分でゆっくり好きなことする時間もない
明日も早く起きなきゃいけない
仕事がたまるからそんなに休みはとれない
仕事が終わって帰ったら、子どもが寝るまで動きっぱなし…
『毎日、何かに動かされていて、自分の時間を生きている感じがしない…』
という方もたくさんいらっしゃると思います。
そんな日々の中
イライラという感情を抱えて生きるのはさらに疲労の原因になりますよね。
『イライラしないで、できるだけ穏やかに日々を過ごしていきたい』というあなたへ
【こころの整え方】をご紹介します。
(なんらかの病気や、脳、ホルモンバランスなどの不調によって、イライラが止まらないことがあります。身体の異変を感じたら、ムリせず医療機関にご相談くださいね。)

【① 自分がいつもイライラしているのを、“誰かのせい”にしない】
夫や子ども、家族であっても
“あなたの従属物”ではありません。
まわりの人があなたの思い通りにならないことは正常で、自然な状態でもあるということです。
それぞれが、それぞれの人生を生きているので
そもそも、自分の思いどおり・理想どおりに人が動くわけがないんですよね。
「あの人が〇〇だからイライラする」
という感覚の中にいる間は、あなたはずっとイライラし続けることになります。
また
「こんなにイライラしてしまうのは自分のこころが汚いせいだ」
と自分を責めてしまう方がいます。
それもまた、ちょっと違うんですね。
感情はあなたの無意識からやってくるサインであり
イライラする、というのもまた
あなたのこころがあなたにサインを送ってきているということでもあります。
『何かのサイン』=『あなたにとって大切なこと』
どんな大切なことが隠れているのか、一緒に探っていきましょう。
イライラの裏側には必ず
何か“想い”があるはずなんです。
“自分の望みをわかってほしい”
“自分の思ったように動かしたい”
“相手のやり方や考え方が許せない”
そういった想いの種から生まれてくるものです。
その種が無意識のうちは、たちが悪いんですよね。
無意識のままだと、コントロールがきかないからです。
「イライラしてしょうがない」と感じたら
あなたの中になにか種があること
種の種類が何なのかを見ていきます。
『自分は、相手に何を求めていたのか。』
『何がどうなれば、自分は満足なのか。』
『何を分かってほしかったのか。』
を、できるだけ多く書き出してみてください。

次回は
【② あなたが今まで“なにかに支配されてきた”ことを知る】
について書かせていただく予定です。
長くなりそうなので数回に分けて書いていこうと思います。
お付き合いいただければ嬉しいです。