わが家には、チョコさんというトイプードルの女の子がいます。
娘が3歳頃から
「犬がほしい」と言い続けていたのですが
小学校2年生の時に、ようやくチョコさんを迎えました。
一緒に暮らして1年たった頃
娘がチョコさんと遊びながら
ふと出てきた言葉がとても印象的でした。
「犬なのに、もう、ちゃんと家族になったね」
私自身は、物心ついた頃から動物と一緒に暮らしていました。
子どもの頃から、動物は好きでしたが
“家族”というよりは
“獣”という感覚の方が強かったように思います。
かわいいし、興味深いけど
自分の生活の中には入りこんでほしくない
迷惑をかけないでほしい
人間が上で、犬や猫は下
飼ってあげてる
そんな感覚だったかも、と。
娘が「犬がほしい」と言い続ける中
娘のことを想うと、飼ってあげた方がいいんだろうな…
と長いこと悩んでいました。
お金もかかるし
世話も大変だろうし
歳をとったら介護もしないといけないし…
など。
でも、無意識で一番引っかかっていたのは
“私は、犬を、家族として愛せないのでは?”
という自分自身への疑いだったかもしれません。
「全部、私が世話をするから!」
という娘の言葉は
実現にはまだまだ遠い日々なのですが
(予想通り、散歩は自主的には行かなくなりました)
でも、自分の子どもの頃の感覚と
娘の感覚は、少し違うように感じています。
種族が違っても
共通の言語がなくても
娘はチョコさんのことを
“家族”と感じているんだなぁと
何だか、ほっとしたり
癒しパワーの強いチョコさんに
日々感謝したりしています。
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